- 1:社長が語る銀座の強み
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銀座の業務内容を教えてください。
薄田:
業務内容は作業服・作業用品の小売販売です。全店13店舗あり、新潟県に9店舗、福島県に2店舗、山形県に1店舗、長野県に1店舗展開しています。
お店の出店場所に特徴があるとお聞きしました。
薄田:
新潟県外のお店は会津、山形、長野県と、実は全て観光地の近くにあります。内陸部の文化は素晴らしく食べ物も美味しくて。
仕事に行ったついでにその土地の美味しいものを食べるのがスタッフの間でもひそかな楽しみになっています。
今後も楽しい、美味しい場所に出店できれば一石二鳥だなと、スタッフと冗談半分、本気半分で取り組んでいます。
今後もますますの出店が楽しみですね。銀座の店舗経営の特徴を教えてください。
薄田:
特徴は二つです。一つは店頭販売に特化していること。小売業には大きく分けて三つの形態があります。
それぞれ店舗販売・企業への外商・ネット通販が大きな形態ですが、当社は強みである接客力を活かし、店舗販売に特化しています。
二つ目は広い売り場のお店が多いことです。一般的に作業服屋の面積は1店舗あたり50~100坪が平均なのですが、私たちのお店は100~200店舗と売り場面積を大きくし、品揃えが多いお店づくりを特徴としています。
なぜ大きな店舗づくりに取り組んだのですか?
薄田:
お客さんを喜ばせて、驚いてもらいたい。その想いから大型・多品目の店舗形態になっていきました。
私の父が創業した当初は16坪の小さいお店でしたが、徐々に売り場面積が広がり、現在本店は150坪の大型店になりました。
売り場が広ければそれだけ品数が豊富なお店になります。お客さんからも「品揃え豊富だよね、面白いもの置いているよね」と喜んでもらえました。
- 2:出発点は「屋根があるお店、だけでも幸せ」
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会社の名前の由来について教えて頂けますか?
薄田:
創業当時の約50年前、創業者である父が命名しました。その頃、日本の中でも一番輝いて見えた場所が東京の銀座だったそうです。
人が集まり、賑やかで、活気がある。憧れであり目指す場所であるという想いが込められた社名です。
その想いを引き継ぎ、現在、銀座の目標は「新潟から東京の銀座に向けて進む」になりました。東京の銀座に出店することを夢に日々取り組んでいます。
ちなみに、銀座のイメージキャラクターぎん子ちゃんにはモデルが居るとのことですが…?
薄田:
はい。私の母の薄田会長がモデルです。イメージは「どんな時でもニコニコしているおばちゃん」というキャラクターです。
会長のように常にニコニコしていたいね、と。
このキャラクターを見ると、社員もお客さんもほっこりした気持ちになってくれます。
銀座の歴史について教えてください。
薄田:
銀座は私の父が創業しました。創業したのは51年前、当時は店舗ではなく露天商でした。
当時はさまざまな場所で市が立ち、そこを毎日回ってテントを張って商品を販売していました。
新潟は厳しい気候の土地ですから、雨・風・雪、暑さ・寒さが辛く、いつかお店を持つことが夢だったそうです。
その後、山木戸に16坪の小さな靴屋を開業したのが現在の山木戸本店です。雨風をしのげるお店を作った時は本当に嬉しかったそうです。
今でもぎん子会長は「屋根があるお店だけでも幸せなんだよ」と言っています。
- 3:100億円企業の達成に向けた薄田式出店メソッド
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現在の多店舗展開に舵を取ったきっかけを教えてください。
薄田:
創業時からずっと1店舗で運営していましたが、10年前に新発田店を2号店としてオープンしました。
社員さんがどんどん育っていくなかで、もっと活躍する場所を増やしたいと考えました。
山木戸の1店舗だけだと与えられる役割も限られることから、ならばお店の数を増やそうと考えました。
出店している地域の特徴はありますか?
薄田:
寒冷地である新潟が本社の銀座は、防寒用品が得意です。この強みを活かせる寒冷地や雨の多い内陸部、日本海側の都市に出店しています。
これまでの強みの活かせる土地に出店することはもちろんですが、いよいよ銀座を目指し関東にも出店していきたいと思っています。
今後は雪があまり降らない地域の攻め方を考えていきたいところです。
今後のビジョンを教えてください。
薄田:
2035年まで売上100億円企業になることを目標にしています。
100億円と聞くと途方もない数値に聞こえますが、達成する作戦はありますか?
薄田:
最初は私もどうしたらいいかと思っていました。設定したのは私なんですけどね(笑)ただ、最近は意外と現実的な目標じゃないかと思っています。
平成29年の売上高は12億円でした。目標まであと17年。計算をすると、前年対比113%のペースで売上を伸ばし続ければ100億円に達成するんです。
年13%ならいけるんじゃないかと思っています。これを社員も「いけるんじゃないか」と思ってくれているので、心強い限りです。前年比113%の継続は決して簡単な目標では無いですが、着実に歩んでいけば100億円の達成も夢ではないと確信しています。
お店づくりのこだわりを教えてください。
薄田:
お客様に「銀座すごいな」と驚いてもらえる店舗を作っていくことです。その中でも三つの強みを活かし、進化していきます。第一に、圧倒的な品揃え。広い店舗に品揃えでお客様をお迎えして「お、銀座すごいな」と言われるとたまらなく嬉しくなります。
第二に、スタッフの笑顔。ぎん子ちゃんマークのような気持ちの良い笑顔のスタッフがいつもニコニコお待ちして、お客様に気持ちよくお買い上げ頂く、これが強みです。第三に、綺麗なお店づくり。
毎日全社員が30分間清掃をしてからお店をオープンします。大切な商品にホコリがつかないように取り組んでいます。今後店舗を増やした際も、この強みをさらに強くしていきたいと思います。
- 4:目指すは上杉謙信!?70店舗70戦への挑戦
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話はそれるのですが、薄田社長には好きな偉人がいらっしゃるとお伺いしました。
薄田:
よくぞ聞いてくれました。会津や長野に出店した際に「出店場所にはどういう根拠があるんですか」と聞かれることが多いのですが、あるんです。
新潟の偉人といえば、私はやはり上杉謙信公だと思うんです。私、上杉謙信公が大好きで、ひそかにファンでした。
上杉謙信公にゆかりがある土地の一つに、春日山城がある上越が挙げられます。上越市は謙信公が生まれ育った場所なのですが、銀座の5番目のお店を出した場所が上越市でした。
これが銀座と初めての上杉謙信公の接点となりました。その後、6番目のお店を会津若松店へ出店したのですが、これが偶然にも上杉家の動きとそっくりだったんです。
謙信公が無くなった後、上杉家の景勝公と直江兼次公は会津に移転しました。新潟から会津へと、気づいたら銀座は上杉家と同じ道をたどって出店していたんです。
その後、上杉家は最後に米沢へ移りました。米沢には現在、上杉神社や上杉廟所がありファンにとっては有名な土地なのですが、上杉といえば新潟か会津か米沢なんです。
「これは、米沢にもう行くしかないだろう」と。この頃からはもう上杉家と生きていこうと思うようになり、謙信公を追いかけて米沢にお店をオープンしたくなったことが米沢店オープンのきっかけです。
米沢店への出店にはそういった経緯があったんですね。
薄田:
米沢に出店しただけに留まらず、長野の善光寺の近く、川中島の決戦の想いと銀座も一緒に行きたいと思い、長野の大豆島にお店をオープンしました。
そんな事を考えながら、根拠があるようで無いような自分でも分からないのですが、謙信公の追っかけをしながら、戦国最強の名にあやかりながらやっております。
謙信公の生涯戦歴は70戦して2敗、68勝なのですが、戦国最強・関東に出ていって70戦しているので、銀座と謙信公を合わせていこうじゃないかということで70店舗出して行こうと思っています。科学的な根拠は全くないんですけどね(笑)
- 5:ザリガニで儲けて大問題!?薄田少年の事件簿
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これからどういう会社を作りたいか、社長の志を教えてください。
薄田:
私は「小売業で働く人に光を当てたい」という大きな志を持っています。経緯をお話しますと、小さい頃から働く両親の姿を見るのが大好きで、自然と小売業が好きになっていきました。
小学生時代の夢は「立派な作業服屋の社長になる」と書いていたくらいで。で、小学校6年生の頃、小さいながらの商売魂がうずきまして。私、ザリガニを取るのが得意だったんで、取ったザリガニを売ることを思いつきました。
……ザリガニですか?(汗)
薄田:
そう、ザリガニ。100匹200匹なら簡単に取れるんですよ。
毎日池に行っては沢山取ってきて、取るのが楽しかったので逃がしていたんですが、その時、「この取ったザリガニを売ってみよう」と思ったんです。
そんな事考える小学生、なかなか居ないですよね(笑)
薄田:
ですよね。考え付いたきっかけは、市でお婆ちゃん達がカブトムシを売っていたことでした。孫が捕まえてきたカブトムシを100円200円で売って、小遣い稼ぎをしていました。
これを真似して、沼垂(ぬったり)という場所に立っている市で、私たちはザリガニを200匹捕まえてきて、友だち2人を連れて無許可で売りに行きました。
ザリガニの大きさによって100円、50円、30円と値段を変えて、子供たちが3人で「いらっしゃい!」とやったのがデビュー戦でした。
やってみたところ、2時間で完売して、売上が7,500円近く行きました。
小学生にとっては相当な大金ですよね。
薄田:
3人とも大喜びで、山分けにしてお祭りの軍資金にしようと思いました。子どもが面白おかしくやっていたので、まぁ、買ってくれたんでしょうね。
子どもながらに「これはおもしろいし、商売ちょろいな」って思いました。仕入れ0円で、儲け100%。丸儲けでした。ただ、これが後々事件になりました。
事件!?何があったんですか?
薄田:
翌日月曜日、通っている小学校に行ったらザリガニを売ったことが大問題になっていました。
近所の方が、私たちが市でザリガニを売っている所を見ていたんです。そのことが学校に連絡されて、「あいつザリガニを売ってお金儲けしてるぞ」と問題になってしまいました。
当時は悪いことだとは思っていなかったんですが、先生方の雰囲気から「これはやっちゃったな…」と。小さいながら分かるんですね。
このピンチをどう乗り切ったんですか?
薄田:
さぁどうしよう、となり、色々と考えたんです。ちょうどその頃はベトナムの内戦の時期でした。
カンボジア難民という言葉もあり、大変な子供たちがたくさんいたんです。募金箱も学校にあったのですが、そこでひらめいたんです。カンボジア難民に寄付すれば、このピンチを逃れられるんじゃないかと思って。すぐに現金を持って校長先生に直接渡しに行きました。
「先生!ザリガニを売ってお金にしました!これをカンボジア難民に寄付してください!」って。
担任の先生には相談せずに行ったので、まぁ…なんと憎たらしいガキでしょうね(笑)。これでほっと一安心、問題から逃れられたんですが…ここで話は終わらないんですよ。
え!?また何か問題が起こったのですか…?
薄田:
その翌週、全校生徒の集会があったんですが、そこで校長先生が私たちのことを発表してくれたんです。
「大変素晴らしいことがありました。薄田君たちがザリガニを売ってカンボジア難民に寄付してくれたんです」と、涙ぐみながら紹介してくれて。もう、拍手喝さい、一躍ヒーローでした(笑)
問題児から一躍、大逆転でしたね。
薄田:
そうなんです。その時学んだことは、大儀が無いとダメということです。
私はザリガニ取りが得意で、小売りが面白くて、こんなに面白いことは無いなと思ったのですが、儲けたお金は正しい使い方をしないと人からどう見られるか分からないと学びました。
今でいう納税や雇用の拡大、といったことです。その後ザリガニを売る事は無かったのですが、それが栄えある私の小売業デビュー戦でした。
- 6:小売業がつまらない時期もありました
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薄田:
繰り返しになりますが、私の志は「小売業で働く人に光を当てたい」です。小学生の頃のザリガニ売りの経験が大好きな小売業がスタートでした。
そのまま業界に入っていければ良かったんですが、20代から30代にかけては小売業がつまらないと感じた時もありました。
「王手のスーパーはこうだから」「他所より安く売らないといけない」「早くお店を開けて遅くまで営業しなくちゃいけない」など、小売業の常識や慣習に縛り付けられた時期がありました。
今思い返すと私の勘違いや思い込みだったんですが、そんな事を続けているうちに、あれだけ大好きだった小売業がだんだんとつまらなくなってしまったんです。
「○○しなければならない」と思い込んで仕事をするうちに、面白くて大好きだったはずの小売業がつまらなく感じてしまいました。
「いつからこんな風になっちゃったのか」と、腹立たしいような、悲しいような、情けないような、そんな気持ちになりました。
薄田社長の中で葛藤された時期だったんですね。
薄田:
小売業だからしちゃいけないって事は何もないですし、小売業だから守らないといけないルールは無いんです。
そういうしがらみを自分が勝手に作っていたことに気付きました。その時に、もうそういう事はやめよう、と決めました。私たちは本気で2035年までに100億円企業を目指します。
2035年まで時間が無いのに、くだらないことで二の足踏んでる場合じゃないだろうと考え、取り組みを取捨選択していったのが近年です。
小売業の楽しいところだけをやる会社にしよう、作っていこうというのが今の私の想いです。
そういった想いが志に繋がる部分なんですね。
薄田:
はい。小売業は楽しいものです。面白いものです。
それだけでいいんだ、今はそう思います。常識に囚われたり、格好つけたりしばられたりする必要は無くて。お客さんに喜んでもらえて、働く人が面白くて、その取り組みを通してお金を稼いで豊かになれば、それだけで良いというシンプルな原点に立つことが出来ました。
「小売業で働く人に光を当てたい」の実現に向けて意識している事を教えてください。
薄田:小売業で働く人に光を当てたい、この志の実現には、まず私自身が輝くことが前提です。
その次は銀座の社員が輝く。そのうえで、業界で働く人に光が当たり、いきいき輝けるようになる。これが志を実現するうえで意識していることです。
なので、私は常にイキイキしていないとダメなんです。暗い表情なんてもってのほか、とにかく「いくぞ!」という想いを、志を元気の源にして頑張っています。
- 7:働きがいと給料、どちらを取りますか?
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今後の成長に向け、経営する上で大切にしていることを教えてください。
薄田:
大きく分けて二つです。第一にやりがい、働きがい。第二にお金・経済的なこと。この二つは社長として逃げてはいけない事だと捉えています。
よくある質問ですが「給与は高いけれど待遇が悪い・やりがいを感じられない会社と、給与は低いけれどやりがいを感じられる会社、どちらが良いですか?」ってあるじゃないですか。
これって質問として答えがあってないようなものだと思っていました。私の答えとしては両方を大切にできる会社にしたい、です。
このバランスをとることは本当に難しいです。やりがいや理念に逃げるとお金が疎かになったり。お金ばかりになると社風が疎かになったり。難しい部分ではありますが、ここから逃げずに向き合う覚悟を持って経営していきます。
- 8:本気で東京の銀座を目指します
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今後の事業の展望について教えてください。
薄田:
大きくわけて三つです。一つ目は店舗網の拡大です。東京の銀座を目指し、70店舗を目指し、東日本で一番の小売店を目指します。二つ目はメーカー機能を持ちたいです。
売り物を磨く一貫の中で、自社企画商品を増やし、海外からの輸入にも挑戦したいですね。三つ目はネット販売への参入です。
売り物が沢山用意できれば参入したいですね。仕入れ機能とネット販売機能はいずれ事業を作っていこうと考えています。
- 9:日本一の会社を一緒につくりましょう
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銀座の社風について教えてください。
薄田:一言でいうと「いい人が居る会社」です。穏やかな人が多いですね。私自身が怒ったり、がなったりすることが嫌なんですよね。
なので、穏やかな人しか採用しないですし、穏やかな人だけが残っていく気がします。
あと、勉強好きな人が多いです。楽しみながら学んでいく風土が銀座にはあります。
風土を作れるよう、資格取得に補助を出したり、研修を社内で行うよう環境を整えていることも特徴です。
環境づくりで心掛けていることはありますか?
薄田:
もっともっと働きやすく、過ごしやすい環境にしていきます。銀座では長時間営業を何年か前に辞めました。
8時間勤務で終われるお店を開発したいからです。なので、本店以外は10:30開店、7:30閉店のお店づくりを進めています。
朝はゆっくり出勤して、夜は家に早く帰ってご飯が食べられる、そういった環境を作っています。
小売業であっても休めるんだ、家族と一緒に過ごす時間が作れることを証明したいですね。これは終わりが無いことですが、スタッフ全員でこのことに取り組めているのも良い社風です。
銀座ではどのような人が活躍できると思いますか?
薄田:
接客や小売業が好きなだけなく、色々な特技や関心を持っている方に入ってきてほしいです。
現在働いている人は80人ほどですが、全員が店舗に立っているわけではありません。統括する人、店頭に立つ人、仕入れをする人、総務の人。様々な人が働いています。
会社がこれから10倍になるので、システムを開発する人、海外に行く人、店舗を拡大する人にどんどん参加して欲しいです。
様々なバックボーンをお持ちの方が活躍できるのですね。
薄田:
はい。また、どんな仕事であっても、人と関わる仕事です。なので、銀座の社風のように素直で穏やかな方が向いていると思います。
出来たらそういう穏やかな人とだけ一緒に働きたいですね。
ぎん子ちゃんスマイルができる人が沢山集まってくれる会社になったら最高ですね。
最後に求職される方にメッセージをお願いします。
薄田:
まず、ここまでお読み頂いきありがとうございます。当社は日本一の会社を作ろうと思っています。
その為の目標として、100億円のビジョン・そして私の志があります。この2つの目標を一緒に叶える同志を募集しています。
働かされる社員というよりも、一緒に事業を作る同志を募っているのが現状です。ぜひとも、銀座で、私と一緒に、社員と一緒に、日本を変えたい・小売業を変えたい方がいらっしゃれば、ぜひご参加下さい!
- 10:銀座は皆、ギラギラ夢だらけです
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今日は色々なお話をお聞かせ頂きありがとうございました。
薄田:
普段の私ならもっと雑な言葉を使うんだけど、カメラが回っていると変なこと言えないから緊張したよ(笑)小売業は楽しいので、楽しさが伝わってくれればいいですね。
今日お話お伺いするだけでも、楽しい姿が想像できました。
薄田:
小売業界ってネットとかだとネガティブな話が多いんですよね。
もちろん大変な部分はありますけど、銀座ではそういうネガティブな話は出てこないですね。皆、ギラギラ夢だらけですね。「ギラついて行こうぜ」ってね。もっと簡単に言うと「尖っていこうぜ」なんです。
品揃えや値段、店構えも。お客さんに「おっ!」と言わせたい、ここが原点なんです。そこって面白いし、お客さんも認めてくれるところなんです。
驚いているお客さんを見ていると、もっと驚かせたいな、って思います。楽しいことだけをして、楽しくないことはしない。集中して、尖らせたいと思っています。
一緒に働く人も、素直で穏やかなんですけど、心の底では面白く尖って行きたい人と働きたいですね。確かに小売業自体は厳しいし大変なんです。ただそれを卑下することなく、銀座は前を向いて仕事をしていきます。