銀座の取り組み

2018.12.14 社内木鶏会 推薦感想文(薄田 誠)

2019.01.30

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15年前、私は荘子の『木鶏』という言葉と出会いました。

35歳の当時、豊友会という経営の勉強会に入会し、経営指針書を作成して発表しました。

その時の審査委員長である先輩の本間英明氏のコメントで

『名横綱・双葉山と木鶏の逸話 “我いまだ木鶏足りえず”』の話を頂きました。

経営指針書は、10年後のありたい姿を描き、夢と目標を精一杯語りました。

当時はまだ1店舗でしたが、これから多店化し会社を大きくすると意気込んでいました。

しかし、目の前の収益性と財務内容は寂しく経営は不安定な状態でした。

そこで本間氏は、「薄田さん、小売業の出店は大きな投資になる。

今の自己資本額では何か大きなことが起きたらつぶれてしまうかもしれない。

まずは自己資本額を1億円にして強い会社を目指しなさい。」と木鶏の話を例えにしてくれました。

おそらく、その時の私は小成功をして『いきがっているシャボ』に見えたのでしょう。

それから私は絶対に潰れない会社を作る為に目標を『自己資本額1億円』と決めて経営に取り組みました。

お陰様で15年間豊友会で学び続けることができ、店舗数は12に増え、自己資本額は2億5千万円となりました。

いつまでも『泰然自若』で木鶏のような経営者を目指していきます。

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